Q〜あなたはだぁれ?〜

ゆいかおりの初主演舞台を見に行ってきました。


このお芝居は、停電した夜のホテルを舞台としていて、半分ぐらいが薄暗い中で進行します。さらに、完全に照明が落ちて真っ暗で、目が慣れるまでステージが全然見えないような時間も。そうなると当然顔なんてまったく見えません。顔が重要な商品となる“アイドル”の舞台としては適さないように思います。しかし、声が武器の“声優”の舞台ならば!
パンフレットに、脚本・演出をされている坪田さんのこんな言葉も。

私がこの停電の夜を舞台にした芝居を着想したとき、視覚が遮断された暗闇の中観客の皆さんに一番に伝わるのは「声」、この舞台の主演をしていただく方には「声」に特徴を持っている方にお願いしたいとプロデューサーに話し様々な声優さんのボイスサンプルを聞いておりました。

自分はアイドルオタクだから、「こんなに顔でなくて大丈夫か?」ってところからスタートしてましたが、もともと声ありきのキャスティングだったようです。“顔”ではなく“声”を売る舞台をスタートに選んだのが、声優とアイドルのハイブリッドを目指すゆいかおりらしいなと。


のっちと仙石先生の役はめちゃくちゃおいしい。二人でコントしてるみたいです。基本的にいい話よりおバカな話が好きなので、本編ではなくても笑える二人のやり取りはとても印象に残ってます。
仙石先生は出てくる時に自分の隣の通路を通っていったのでガン見。久しぶりに見たけど、あんなに可愛かったっけと思ってしまいました。
のっちはアフタートークショーの喋りがとても上手で、誰の話のときもうまいこと展開して会場の笑いをとっていました。親しみやすい顔もかなり武器になりそうです。