プレミア決着

チェルシーが最終戦を8-0の圧勝でチャンピオンに。もう途中からサッカーの試合じゃなくてお祭りでした(笑)。
今シーズンのチェルシーはチャンピオンに相応しい強力なチームでした。最終節まで決まらなかったことが不思議なぐらいに。ほとんど選手の入れ替わりがないのに、この進化は驚き。ライバルチームとの差は、誰がいなくても大崩れしない安定感。そのポジションで世界No.1とも言えるエッシェンやA・コールが長期離脱しても全く崩れない。戦術理解度が高いベテランが多いことと、偉大な戦術家であるアンチェロッティの手腕が見事にハマった結果だと思います。


チェルシーと対照的に、一人の選手に頼りきりだったのがマンチェスターUアーセナル。ユナイテッドはルーニーアーセナルはセスク。大黒柱の彼らを欠くと、超一流から1.5流ぐらいにチームの格が落ちてしまう印象でした。逆に言うと、代表ばかりのクラブの中でも、二人は別次元の選手ということ。猛烈なプレスから奪って速攻、ゴールに叩き込むルーニーや、まったく無駄がなく優雅で、それでいて相手の一番嫌なところにスルーパス通すセスクは、彼らのプレーとクラブのスタイルがイコールで結ばれている。だから、いないと別のチームになってしまう。切り離すに離せない。どう来シーズン以降、マネジメントしていくのか注目です。


リバプールは失意のシーズン。見ていて悲しくなるほど・・・。原因は、やはりこちらもクラブを特徴付けているジェラードの不調かと。こんなに存在感のないジェラードは今まで見たことがありませんでした。チームとジェラード、どちらが先か分かりませんが、悪い連鎖にどんどんハマってしまったようです。CL出場権すら逃すというどん底を味わったからこそ来シーズンには期待したい。リバプールは窮地に陥れば陥るほど力を発揮するクラブなので。


トットナムマンチェスターCの躍進はプレミアを面白くしてくれました。特に、4月なかばのトットナムと上位チームとの3連戦は熱かった!3連敗してCL圏内から脱落するのかと思いきや、中身でも結果でも互角以上に戦い2勝1敗。あの強さは本物。CLでも旋風を巻き起こすかも?!


今シーズンのプレミアも最高に楽しかった!NHKありがとう!