磐田 − 山形

どう見ても来年はJ2です。本当にありがとうございました。来年まで待たずに、今すぐにでもJ2に行ったほうがいいんじゃ・・・? というぐらいに低レベルなサッカー。初めて昇格してきたモンテディオの選手やサポーターに見せるサッカーとして失礼。J1のサッカーはこんなんじゃないです、すみません。


以下、雑感。


×ゆるいプレッシャー
試合にぬるーっと入るのはいい加減やめてほしい。プレスを掛けに行くのが歩いているかのようにのんびり。そんなんじゃ簡単に前を向かれて当然。開幕戦(しかもホーム)なんだから、いつも以上にガツガツ行くのが普通じゃね?覇気がないとしか思えない。


×中盤センターの貧弱さ
犬塚・山本のセンターコンビが大ブレーキ。守備ではディフェンスラインの前のフィルターになれていないし(むしろ、取られてピンチの火種になることのほうが多かった)、攻撃では少しもボールをさばけていないし(一度も前線にパスを出していない、ぐらいの印象)。正直、マイナスにしかなっていない。攻撃に関しては、上田が戻ってくれば、ある程度は良くなるかもしれないけど、守備はどうすればいいのやら。


×連動性の欠如
スローインのときに異常に時間がかかっているのがずっと気になった。これは、連動してもらえるところに動けてないのが原因。一人一人は動いていても、連動していないから、一箇所詰められると次の動き出しを待って、というのを繰り返していた。一人がおとりになって、もう一人が受ける、って基本だと思うんだけどなあ。スローインですら、できてないのに流れの中でできるわけもなく・・・。


×未完成な4バック
今年から採用されている4バックは、まだまだモノになっていない。こちらの左サイドからクロスを上げられて、中で合わされる。同じパターンで何回取られてんだよと。ボランチも含めたサイドの守備の連携とか、サイドからボールが上がってきたときに逆サイドの選手が絞ってマークを受け渡すとか、3バックとは異なる部分が埋められていない。試合をこなしていく中で、出来上がっていくものだと思うのでしばらくは我慢すべきかな。


◎右サイドの攻撃
唯一良かったのは太田・加賀の右サイド。加賀の少しでも隙があればインターセプトを狙うという姿勢がとても良かった。加賀は戦ってた。それから、帰ってきた太田ははやり頼りになる。抜群の動き出し、積極的な仕掛け、正確なクロス。サイドアタッカーに必要なものをすべて持っている。それだけに、太田を活かせる選手がほしいところ。


○前田の強さ
適当に上げられたボールでも6,7割は競り勝っていたし、残りの3,4割にしてもイーブンぐらいにはしていた。一度も競り負けてクリアされることはなかったと思う。だけど、フォローする選手が少なくて、すごく勿体無い。信じてもう一人二人はもらいに行ったり、裏を狙ったりしてもいい。あと、もっと簡単に前田のポストプレーを使っていいと思う。簡単に下げるぐらいなら入れてみようぜ。そこから違う展開が生まれるはず。