横浜M − 磐田

負けはしたけれど、普通に戦えるようになっていてホッとしました。前回見に行った開幕戦が目も当てられない状態だったことを考えると、よくぞここまで戻してくれたという感じです。まあ、まだ最低限のレベルではありますが。


笛が鳴ったときに、大型ビジョンに「ただいまのホイッスルはオフサイドです」って出てビックリしました。初めて見たんですけど、前からやってるんでしょうか。それとも、GWで家族連れが多いからやっているのか。確かに、オフサイドは慣れてないと何で笛が鳴ったか分からないでしょうから、いいんじゃないでしょうか。ちょっと間抜けですけどw。


以下、雑感。


○バランスの良い守備
6失点した開幕戦とは雲泥の差。相手選手との距離、味方選手との距離ともに良く、バランスよく守れていました。その証拠に、マリノスはバックラインで右へ左へ回すだけの時間が非常に多かったです。ポゼッションはマリノスのほうが長かったと思いますが、“持たせている”という印象で怖さはありませんでした。ただ、マリノスの動きの少なさ、切り替えの遅さに救われていた部分も大きいかなと。それに、守備のための守備はできているけれど、まだ攻撃のための守備はできていません。あれだけ相手に“持たせる”ことができているのであれば、どこかで共通意識を持って奪いに行ってほしかったです。


×スロースタート
初めの10分ぐらいで簡単に主導権を握られてしまい、そのままズルズルとやられてしまう。ジュビロの悪い癖です。今日も前半そこそこよかったのに、後半に入ってすぐやられてしまいました。本当にもったいないです。1点で済んだから試合になったけれど、20分ぐらいまで攻められっぱなしで、そこでもう1点でも入っていたら完全に試合が終わっているところでした。初めと終わりの10分間に強くならないと、勝てるチームはなれないと思うので、もう少し集中してもらいたいです。


△サイド攻撃
4バックにして、サイド攻撃を強化しようという狙いは、ある程度形になり始めているようです。後半の残り15分は特に良かったです。深くえぐってのクロスが何本も上がっていて、可能性を感じました。
ただ、山本脩斗がイマイチ乗り切れてないのが気になりました。単純なトラップやパスをミスしていて、サポーターからは大きなため息が漏れていました。ミスそのものというより、消極的なプレーから出たミスというのが問題だと思います。若い選手なのだからもっとチャレンジして大丈夫。


×中央攻撃
逆に、真ん中からの攻撃は数も質も不足しています。ここは開幕戦とあまり変わっていませんでした。人材的に足りないセクションなので、劇的には変わらないでしょう。センターは攻撃よりも守備を考えて、ボールを奪いサイドへ素早く展開する役目を担うことになるのかなと。